「一文字と長船」展

  1. イベント備忘録(刀剣)

こんにちは。
さえ(@saeko_551207)です。

特別展「一文字と長船」を観に備前長船刀剣博物館に行ってきました。

関連記事:国宝「太刀 無銘一文字(山鳥毛)」

日本刀専門の博物館「備前長船刀剣博物館」と刀の鍛刀場がある「備前おさふね刀剣の里」がめちゃくちゃ楽しかったので紹介します!

備前おさふね刀剣の里

週末限定で20時まで展示時間を延長していたので到着したんは昼の3時頃やったんやけど、長船派の刀工屋敷跡とか関連する史跡が点在してるらしいので朝から気合入れて来ればよかったなぁ~と思いました。

備前おさふね刀剣の里

所在地

住所:岡山県瀬戸内市長船966

備前おさふね刀剣の里マップ

備前おさふね刀剣の里 館内 地図 施設 案内

特別展「一文字と長船」

太刀 銘 光忠(鎌倉時代中期)
重要美術品・相良家伝来 個人蔵

備前長船刀剣博物館 特別展 一文字と長船 銘 光忠
備前長船刀剣博物館 特別展 一文字と長船 銘 光忠

光忠の銘が入った刀は少なく、はっきり銘が残っているのは貴重!

備前長船刀剣博物館 特別展 一文字と長船 銘 光忠

水戸の徳川美術館で真っ黒になった燭台切光忠を観たことがあるんやけど、もし焼けてなかったらこんな感じの刃紋だったのかも…?

1F展示室には長船派の光忠、長光、景光、兼光、康光、盛光、次光、忠光、宗光の刀剣が展示されてました。

展示室の中央にソファーが置いてあったのでのんびり座って眺めたり、ガラスギリギリまで近づいて眺めたり長船派の刀剣を堪能してきました!
ちょっと離れて眺めると刀全体の反りとか見れていいですね。
見学する人が途切れないものの、比較的ゆっくり見学できました。

治光、国光、祐定の3人の刀工の合作の薙刀が好き…!

備前長船刀剣博物館 特別展 一文字と長船 薙刀

「杵築大明神」って彫られてるんで奉納用やと思うんやけど、ずっしりした厚みがめっちゃ好み。

備前長船刀剣博物館 特別展 一文字と長船 薙刀

2F展示室は一文字派の刀剣が展示されています。

祐定が室町時代(1521年)に打った刀にリスペクトして祐永が江戸時代(1849年)に打った刀が並んで展示されてました。

刀 銘 祐定(室町時代後期)
号 春日与三
重要美術品・個人蔵

備前長船刀剣博物館 特別展 一文字と長船 祐定

刀 銘 祐永(江戸時代後期)
個人蔵

備前長船刀剣博物館 特別展 一文字と長船 祐永

(目録には英国ウィンザー公旧蔵とありましたが、館内に掲示されていた正誤表にて25の太刀が英国ウィンザー公旧蔵とのことです)

比べて見ると結構違いますね~!

刀もいいけど装飾も凄い!
拵(こしらえ)と言われる日本刀の外装も数点ですが展示されてました。

太刀 銘 一(鎌倉時代中期)
(附)金沃懸地家紋蒔絵螺鈿鞘略太刀拵
林原美術館蔵

備前長船刀剣博物館 特別展 一文字と長船 福岡一文字 拵 金沃懸地家紋蒔絵螺鈿鞘略太刀拵
金沃懸地家紋蒔絵螺鈿鞘略太刀拵
備前長船刀剣博物館 特別展 一文字と長船 福岡一文字 拵 金沃懸地家紋蒔絵螺鈿鞘略太刀拵
備前長船刀剣博物館 特別展 一文字と長船 福岡一文字 拵 金沃懸地家紋蒔絵螺鈿鞘略太刀拵

後ろ側に四つ葉の紋も入っていたので、3種類の家紋がはいった拵

特別展の感想

今回の特別展はフラッシュを使用しなければ写真撮影可。

期間限定で山鳥毛の展示をしていたので山鳥毛周辺は人が多くゆっくり撮影することは難しかったけど、その他の刀剣はゆっくり鑑賞&撮影ができました。

京都国立博物館で刀剣の特別展があった時は地金?見える?って感じやったんやけど「これが地金ってやつか!」とすぐにわかってびっくり。

何が違うんやろか…ライティングなのか、刀が置かれてる位置がショーケース近くやったからなのか…最近刀剣を観に行くようになったにわかでも違いがわかる観やすさ!

交通の便はあまりよくない場所やけど…めちゃくちゃみやすい展示なので刀剣を観るならおすすめの博物館です。

特別展「一文字と長船」は2019年10月27日(日)まで開催中。

ついでに備前長船刀剣博物館内にある「刀剣の世界」のご紹介!

博物館入って右手側に刀剣の材料などを紹介する「 刀剣の世界 」という資料コーナーがあります。

備前長船刀剣博物館 刀剣の世界 展示コーナー 備前焼 鍔
備前焼で作られた鍔(デカイ)
砂鉄から玉鋼、そして刀身になるまで

刀を手に持てる装置も!

備前長船刀剣博物館 刀剣の世界 展示コーナー

稼働域少なっ!
振り回して怪我しないようにやろうけど、ちょっと持ち上げる程度しかできへんのはちょっと残念…。
日本刀って薄いけど意外と重たいんやなぁという重量感のみ体験できます★

備前長船刀剣博物館 刀剣の世界 展示コーナー

鍛刀場見学

ふれあい物産館でお土産を選んでいたら刀匠さんが「今から焼き入れするよ~」と言っていたので見学させて頂きました。

炎と鉄の色を見ながら作業したいので、昼間の工房見学ではなかなか見れない工程らしい 。

備前おさふね刀剣の里 鍛刀場見学 焼き入

刀の上にも墨を乗せ、大型のドライヤーみたいな機械で空気を送ると一気に燃え上がる炎!
「団扇とかじゃないんですね」という見学者からの質問に
「団扇だと時間がかかるんで」とのこと
ちなみにある程度炎が大きくなってからの微調整は団扇でされてました。

備前おさふね刀剣の里 鍛刀場見学 焼き入

時々、墨をめくって鉄の色を見ながらタイミングを探ります。

焼き入れが出来た刀に思っていた通りの刃紋が出ているかちょっと砥いでみる。

備前おさふね刀剣の里 鍛刀場見学 焼き入 砥ぎ

割れたりふくれがある時は焼き入れの時に変な音がするらしいので「たぶん成功」とのこと。

備前おさふね刀剣の里では日々鍛錬をされている刀匠さんを身近に見学できます。
トークが得意でフレンドリーに見学者にどんどん話しかけてきてくれるパフォーマンス向きの刀匠さんもいれが職人肌で寡黙な人もいるとのこと。

おわりに

備前長船刀剣博物館 脇指 銘 盛光 紀州徳川家伝来
脇指 銘 盛光 紀州徳川家伝来(室町時代前期)

刀剣を博物館に観に行くようになって1年程度の素人でも十分に楽しめるほどよいボリュームと見やすい展示でした。

気軽に行ける場所ではないけど、入場料400円(2019年10月時点)でこの内容は文句なしにおすすめです!

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