「刀匠見学会」

  1. イベント備忘録(刀剣)

京のかたな展で知り合った審神者さんを誘って戻橋キモノマルシェさん主催のイベントで刀匠見学会に参加してきました!

今回お伺いしたのは滋賀県の東近江市にある刀鍛冶 北川正忠さんの鍛刀場「正忠鍛刀場」です。

最寄り駅からバスで約30分。

右側の白い作務衣を着ているのが北川さん。

中央の作務衣を着ている方は日本刀の刀鍛冶になるべくカナダから来ているお弟子さんです!
海外からの見学者もいらっしゃって、めっちゃ英語で説明してたんで
「英語お上手ですね!」って話かけたら
「英語がネイティブです(照)」と言われ
「日本語お上手ですね!」と手のひらを反す我。

戻橋キモノマルシェ 刀匠見学会 刀鍛冶 北川正忠

日本刀の材料「玉鋼」

戻橋キモノマルシェ 刀匠見学会 刀鍛冶 北川正忠 玉鋼
戻橋キモノマルシェ 刀匠見学会 刀鍛冶 北川正忠 玉鋼

「どうぞ触ってみてください」と言っていただいたので、遠慮なく触りまくる。

折り返し鍛錬

鋼に含まれる不純物をたたき出していきます。
今回は見学会だったので折り返し鍛錬を1回だけ見せていただきましたが、不純物がなくなるまで何度も鍛錬するそうです。
この折り返し鍛錬の時に表面に浮き出てきた不純物を落とすのに水を使っておられたので刀の鍛錬に水は必需品なんやなぁと思いました。

戻橋キモノマルシェ 刀匠見学会 刀鍛冶 北川正忠 折り返し 鍛錬
戻橋キモノマルシェ 刀匠見学会 刀鍛冶 北川正忠 折り返し 鍛錬 日本刀

今でも鍛錬を槌を使って人力でされている刀匠さんもいらっしゃるそうなんやけど、北川さんのようにひとりで工房を持っている人は機械を使用。
刀匠になるための試験が毎年備前長船刀剣博物館で行われるらしいんやけど、その時はこの昔ながらの槌を使って鍛錬するそうです。

これも持たせてもらったんやけど

めっちゃ重いっ!!

戻橋キモノマルシェ 刀匠見学会 刀鍛冶 北川正忠 刀剣 相槌 刀匠 試験

普段は炎を見るためにほぼ真っ暗にして作業されているんだと思うんやけど
今日は見学会ということでわかりやすいよう説明時にはカーテンを開けて明るくしてくださってました。

戻橋キモノマルシェ 刀匠見学会 刀鍛冶 北川正忠 鍛錬 刀剣

焼き入れをするための「土置き」

頭の中に波紋の設計図があって
それを刀身に描いていくそうです

この日は2種類の土を使ってらっしゃいました。
この泥の種類や配合も刀匠さんごとに自分が作りたい刀を描けるように試行錯誤しているそうです。

戻橋キモノマルシェ 刀匠見学会 刀鍛冶 北川正忠 刀剣 土置き 焼き入れ

使う道具は全部自作!
自分で使いやすいものを作るそうです。

数日前に土置きをして乾燥させた脇差。
これを今から焼き入れします!

戻橋キモノマルシェ 刀匠見学会 刀鍛冶 北川正忠 刀剣 土置き 焼き入れ

結構たっぷり土を乗せるんですね…!

こちらの刀を今から焼き入れ!

戻橋キモノマルシェ 刀匠見学会 刀鍛冶 北川正忠 刀剣 土置き 焼き入れ

ずっと、「この箱なんやろな~?」って思ってた長方形の箱の正体は焼き入れした刀を冷やすための水がめでした。

焼き入れなう

戻橋キモノマルシェ 刀匠見学会 刀鍛冶 北川正忠 刀剣 焼き入れ 日本刀

焼き入れ直後
まだ波紋が綺麗に出ているかわからない状態

戻橋キモノマルシェ 刀匠見学会 刀鍛冶 北川正忠 刀剣 焼き入れ

研ぎ師さんにお願いする前に
刃紋を確認するために少し砥ぐそうです
「自分で全部砥がないないんですか?」と質問が出たのですが
「自分は鍛錬まで。プロの砥ぎ師さんには敵わない」とのこと

戻橋キモノマルシェ 刀匠見学会 刀鍛冶 北川正忠 刀剣 砥ぎ 研磨

事務所に置いてあった見本用の太刀「持ってもらっていいですよ~」とOKが出たので持たせてもらって記念撮影をしたのですが…

「殺るぜ殺るぜぇ!」っていう狂気がにじみ出ていたので、載せるのはやめておきます。

申込の時点では「写真撮影はNGで」と聞いていたのでデジカメを持っていかなかったんやけど、北川さんから「自由に写真撮ってもらって大丈夫ですよ」とOKが出たのでみんなスマホでバンバン撮影してました。

説明も凄くわかりやすかったしとても丁寧で、博物館に刀剣を観に行くような方には絶対におすすめの見学会でした!

北川さん、そして見学会を主催してくださった燈織屋さん本当にありがとうございました!

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